フィリップ・ヒューズ【Notebooks】

フィリップ・ヒューズ(Philip Hughes 1936年 - )イギリス・ノースロンドン出身の芸術家。独学で芸術を学び、風景の構造や古代文化から現在まで、人間の介入する土地を題材に、地図や航空写真などの使用し、補完された風景画を制作。Cambridge Universityにて工学を学んでおり、そこでの情報技術は、初期のキャリアに繋がった。1990年、The Museum and Art Gallery、Tate Gallery St IvesやV&Aなどにて、展覧会を開催。作品は、The British Museum、The UK Government Collection in London、The Library of Congress, Washington D.C.などに収蔵されている。

本書は、フィリップ・ヒューズが、四半世紀に渡って制作した27冊のノートブックをまとめています。
その場所の精神、つまり、その場所の地質学的な構造、周囲の風景と関係、そして時折現れる人間の介入の兆候を捉えた記録です。絵画的でありながら地形学的に正確なノートは、スコットランドのオークニー諸島の立石の避難所から、オーストラリアのシンプソン砂漠の上空、またはノルウェーのフィヨルドを航行中の郵便船など、芸術家が目に見えたものを描こうと動いた瞬間が記録されています。千を超えるドローイングをヒューズ自身がつなぎ合わせた、瞬間的な観察記録です。
野原や地平線を素早くスケッチしたもの、南極の地衣植物や花、コンウォールの花崗岩にある石英などをゆっくりと研究したものがあります。
ヒューズの様々な地形や気候に対する深い感情と知識が、この感動的なノートブックのコレクションの美しさを支えています。

出版社:  Thames and Hudson
タイプ:  ハードカバー
言語:   英語
サイズ:  26 x 24 cm
状態:   新品
ページ数: 176ページ
その他:  図版164点
刊行年:  2024年
ISBN:   9780500027165

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