ゴードン・マッタ＝クラーク(Gordon Matta - Clark 1943 - 1978年)アメリカ・ニューヨーク出身の芸術家。サイトスペシフィックな作品を制作、また参加型のフードアートの先駆者でもある。
作品は、その形態から現存するものが少なく、ほとんどが映像や写真での記録でしか見ることができない。取り壊し前の建造物を切断した「ビルディング・カット」が特に知られている。
1962年から1968年にCornell Universityにて建築を専攻、その間、1年ほどパリのソルボンヌにてフランス文学を学ぶ。その後、建築は参照として使用され、サイトスペシフィックな彫刻や参加型のプロジェクトの作品を制作し始めた。35歳でこの世を去る。

ゴードン・マッタ＝クラークとウィリアム・ポープ・Lは、都市生活の価値と矛盾、そして芸術制作に内在するリスクを検証し、それぞれの学際的な実践によって高く評価されてきました。
パフォーマンス、映画、ドローイング、さまざまなメディアのプロジェクトを使用して、二人の芸術家は、変化する分散化されたゾーンを考慮した壮大な表現を実現し、僅かな裂け目を開いていきます。
52 Walkerで開催された6回目の展覧会とそのカタログは、社会的、芸術的、構造的な失敗及びそれに関連した希望の表現について再考しています。
52 Walkerのキュレーター兼ディレクターであるEbony L. Haynesによる序文とともに、Haynesyとウィポープ・L、そしてLAXARTディレクターのHamza Walkerによる対談も収録され、二人の芸術家の視覚的、物質的、概念的な類似点と失敗の可能性を芸術の媒体として使用することの意味について、議論しています。
また、展覧会作品に関連するマッタ＝クラークのテキストでは、「Void」(ヴォイド)を素材として扱うことへの彼の関心について触れています。

出版社：　　David Zwirner Books/52 Walker
タイプ：　　ハードカバー
言語：　　　英語
ページ数： 104ページ
サイズ：　　23.2 x 16.5 cm
状態：　　　新品
その他：　　図版59点
刊行年： 2024年
ISBN：　　 9781644231258