ヤン・チヒョルト【Jan Tschichold and the New Typography】

ヤン・チヒョルト(Jan Tschichold 1902 - 1974年) モダンデザインと伝統的デザインを橋渡しする功績を残した、ドイツ・ライプツィヒ出身のタイポグラファー、カリグラファー、理論家、教師。初期は、父のようにカリグラフィを学び、1923年のドイツ・ヴァイマルのバウハウスの最初の展覧会で、感銘を受けモダンデザインへの創作に励んだ。その後、刊行された「Die neue Typographie」は彼の代表著書となる。ナチス占領下の時代後、1947年から1949年にはイギリスへ移り、ペンギン・ブックス社のペーパーバックのリデザインを500種類以上監修。その後、スイスへと移住し、伝統的なタイポグラフィの研究と擁護の立場を選択した。

本書は、偉大なデザイナーの一人であるチヒョルトの作品と、彼が貢献した芸術的運動の根底にある理論に関する新たな理解を提供します。多作なデザイナー、作家、理論家でであったチヒョルトは、印刷物をより基本によりダイナミックに制作し、視覚文化の革命の最前線に立っていました。彼のデザインは、看板広告や名刺、書籍表紙、請求書まで、日常的なグラフィックデザインに適用されました。
書籍では、あまり知られていない個人コレクションなどの資料や、バウハウスの芸術家、アイデア、テキストを通じて、グラフィックデザインの歴史における伝説的な人物を探求しています。コレクションには、以下の芸術家やデザイナーによるイラスト、広告、雑誌、書籍が掲載されています。
Kurt Schwitters、El Lissitzky、Aleksandr Rodchenko、László Moholy-Nagy、Willi Baumeister、 Max Burchartz、Walter Dexel、 Piet Zwartなど。
また、1927年に Schwittersが結成したグループ「The Ring」を含む、中央ヨーロッパに広まった「New Typography」の発展についても説明しています。チヒョルトも、この運動を定義する上で、重要な役割を果たし、倫理と実践を「The New Typography」(1928)に記録しています。これは、今日でもグラフィックデザインの重要なテキストと見なされています。

出版社:  Yale University Press

タイプ:  ハードカバー

言語:   英語

ページ数: 272ページ

サイズ:  22.4 x 17.9 cm

状態:   新刊
刊行年:  2019年
ISBN:   9780300243956

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