リチャード・セラ【Sculpture 1985-1998】
リチャード・セラ (Richard Sera 1938年 - )アメリカ・カリフォルニア州出身。アメリカを代表する彫刻家の一人。公共の場に突如現れる荒々しい表面を残した鉄の塊など建築的なスケールで公共彫刻作品を展開している。プロセス・アートの代表的芸術家としても知られている。 1961年から64年にイェール大学にて絵画を専攻し、ヨゼフ・アルバースに学ぶ。この頃、ロバート・ラウシェンバーグ、アド・ラインハルト、フランク・ステラに出会う。その後1年間パリに留学、1966年にイタリア・ローマにて初個展を開催。最も知られた作品は、1981年にニューヨーク・マンハッタンにて展示された巨大な鉄板を曲げた「傾いた孤」。ここ日本では、1970年に東京ビエンナーレに参加、上野公園に大きな杉の木を植えそこに鉄の輪をはめ込んだ「場の彫刻」が展示された。 本書は、セラによる高さ3m60cmの鉄の板が鑑賞者を取り囲むように曲げられた作品『Torqued Ellipses』が、1998年から99年にかけて、MOCA(ロサンゼルス現代美術館)の別館である、ゲフィン・コンテンポラリーにて展示された際に刊行された一冊。展示のカタログとして、『Torqued Ellipses』の展示風景や展示プラン、スケッチや模型などの資料に加え、Dirk Reinartzの重厚で美しいモノクロームのイメージと、セラ自身のコメントを添えた過去10年間の錚々たる作品の記録を収録。 また、著名な美術評論家Hal Fosterによるエッセイ、David Sylvesterによる長編インタビューのほか、1985年から1998年までの全作品リスト、展覧会履歴、展覧会カタログのリストが収められています。 出版社: Steidl タイプ: ハードカバー 言語: 英語 ページ数: 240ページ サイズ: 30.5 x 25.5 cm 状態: 古書 並品
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