ジョアン・ミッチェル(Joan Mitchell 1926年 - 1992年)アメリカ合衆国・イリノイ州、シカゴ出身のアメリカの芸術家。アメリカの抽象絵画の第2世代の代表的画家の一人でもある。複数枚のキャンバスを合わせたポリプティック絵画は、激しいブラシストロークで描かれた抽象絵画で知られている。版画も制作。シカゴのThe Art Institute of Chicagoで学び1947年にBFAを1950年にMFAを取得、また1948年から一年間は奨学金でパリに留学。1950年にミネソタのギャラリーで初個展を開催。フランツ・クラインやウィレム・デ・クーニングらと交友し、影響を受ける。1959年からはパリで活動を始め、晩年までフランスで活動を続けた。この年代の女性アーティストで、正当に評価された芸術家。作品は、世界の主要な美術館の収蔵されている。

本書は、ミッチェルのキャリアの中でも、非常に重要な創造的な時期である1979年から1985年に焦点を当て、力強くダイナミックな作品をご紹介しています。
ミッチェルは、フランスのヴェトゥイユにある邸宅での日常生活に浸り、緑豊かな庭園に囲まれながら、新しい創造的な関係を求め、刺激を得ていました。そして、彼女の作品は、さらに野心的に広がっていきました。今まで以上に大胆な色彩で制作されたこの時期の作品は、微妙な構成、スケール、熟練した色彩を例示しています。
この書籍には、大規模な抽象画に加え、多数の小さい絵画とアーカイブ資料が掲載されています。また、いくつかのテキストには、図版が添えられています。ベストセラー作家のJulie Otsukaによる新しいエッセイでは、長年に渡るミッチェルの絵画との出会いを回想しています。また、1986年のフランスの哲学者イヴ・ミショーとミッチェルの興味深い対談も収録。その他、芸術家Amy Sillman、Shinique Smith、Lily Stockmanらが、ミッチェルの作品や実践のユニークな要素を探求し、今日の芸術家への影響を記述しています。

出版社：　　David Zwirner Books
タイプ：　　ハードカバー
言語：　　　英語
ページ数：　104ページ
サイズ：　　31.6 x 23.5 cm
状態：　　　新刊
その他：　　図版51点
刊行年：　　2024
ISBN：　　 9781644231180