ベアトリス・ミルハーゼス【Avenida Paulista】

ベアトリス・ミルハーゼス(Beatriz Milhazes 1960年 - )ブラジル・リオデジャネイロ出身の芸術家。ブラジルの文化と西洋の近代絵画を並置した大規模な鮮やかな色彩の作品で知られ、ブラジルを代表する現代芸術家の一人。絵画、版画、コラージュで、鮮やかな色彩、エネルギッシュなビジュアルのリズム、オプティカルな動きのある抽象的な作品を制作。多様なイメージと形態を融合させ、故郷ブラジルの要素とヨーロッパの抽象表現を組み合わせている。独自の転写技術を用いたコラージュでは、独特なレイヤーが織りなすイメージがキャンバスに現れる。作品は、世界の主要な美術館に収蔵されおり、世界中で展覧会を行っている。

本書は、2020年12月12日から2021年5月30日まで、ブラジル・サンパウロのItau Cultiralにて開催の展覧会を機に刊行されました。ブラジルの芸術家、ベアトリス・ミルハーゼスの最も包括的な書籍で、これまで未発表の絵画や版画が多数掲載されています。
現代美術と抽象表現の歴史において重要な芸術家であるミルハーゼスは、さまざまなモチーフ、由来、起源に関する複雑なイメージのレパートリーを扱っています。主に絵画、版画、コラージュを手掛けていますが、ドローイング、彫刻、アーティストブック、テキスタイルなどのメディアでも制作を行っています。
抽象化と具象化、幾何学とフリースタイルの間を行き来する彼女の作品は、複雑で、濃密で、多彩で、絵の具や紙、そして意味の層で満ちています。
転換期となった1989年に、「monotoransfer」という技法を開発しました。この技法では、透明なプラスチックシートに絵を描き、その後、絵を描いた乾いた部分をキャンバスに転写またはデカールします。
また、作品には、ヒルマ・アフ・クリント、ソニア・ドローネー、アンリ・マティス、タルシラ・ド・アマラル、ピエト・モンドリアンなどのアーティストが引用されています。
書籍では、彼女の転換期となった1989年以降に制作された作品170点が掲載され、多面的でユニークな作品を多数ご覧いただけます。

出版社:  Delmonico Books/Museu de Arte de Saopaulo
タイプ:  ハードカバー
言語:   英語
ページ数: 370ページ
サイズ:  28.1 x 21.3 cm
状態:   新品
その他:  カラー図版280点
刊行年: 2021年
ISBN:   9781636810034

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