シモーヌ・ファタル【Simone Fattal】

シモーヌ・ファタル(Simone Fattal 1942年 - )シリア・ダマスカス出身の芸術家。自身の経歴、歴史や神話などを参照しながら、彫刻、水彩画、絵画、コラージュ作品を制作。
ベイルートとパリにて学び、ソルボンヌ大学で哲学を専攻。1969年にベイルートに戻った後、芸術家としてのキャリアをスタートさせた。レバノンでの内戦が始まるまでは、絵画を制作。1980年代より、陶芸や粘土作品を制作。また、移住先のカリフォルニア州にて、世界中の前衛的な著作を出版するポスト・アポロ・プレスを設立。その後、水彩画、エッチング、テラコッタ、ブロンズなど様々なメディアで制作を試みる。
2017年に女性芸術家のためのAWARE賞にノミネート。2021年には、ロンドンのホワイトチャペルギャラリーにて展覧会を開催。ここ日本では、2025年国際芸術祭あいち参加。現在は、パリを拠点に活動。

ファタルの彫刻やコラージュ作品には、古代と現代の中東の歴史が融合されています。
現在は、パリを拠点に活動するシリア系アメリカ人芸術家、シモーヌ・ファタル。彼女のコラージュは、自身の個人アーカイブ作品とアラブ世界の歴史的な時事を組み合わせたものです。これらの作品は、移住によって形成されたアイデンティティの脆さも示唆しています。また、抽象的な陶器の彫刻は、古代の神話や考古学的な発見を参照しています。長期にわたる協力者によるエッセイ、そして国際的な著者による新しい学術的な貢献を組み合わせた最初の包括的なモノグラフである本書は、芸術家として、そしてファタルが立ち上げたポスト・アポロ・プレスの出版社としての彼女の役割について焦点を当てています。

出版社:  Hatje Cantz
タイプ:  ペーパーバック
言語:   英語
ページ数: 256ページ
サイズ:  26.1 x 20.5 cm
状態:   新刊
その他:  図版150点
刊行年:  2024年
ISBN:   9783775755504

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