イワン・バーン【Rome - Las Vegas】

イワン・バーン(Iwan Baan 1975年 - )オランダ・アルクマール出身の写真家。世界的な建築写真家としても知られている。2010年には、20世紀で最も有名な建築写真家に因んで名付けられたJulius Shulman Photogpgayを最初に受賞。2012年にはヴェネチア建築ビエンナーレで、ベストインタレーションのGolden Lionを受賞。
従来の建築写真は、構造物のみを撮影するという手法が長年にわたり伝統となっていたが、イワンは、構造物に人を入れるなど、人々が空間をどのように使用するかや取り巻く環境や生活を伝える新しい手法に挑戦した。それは、プロジェクトのストーリーや感触をより多く生み出すと話している。レム・コールハースや伊東豊雄など、世界で最も著名な建築家による作品を撮影している。また、彼の作品の”多義的なショット”は、ダイアン・アーバスの作品とも比較された。

本書は、ラスベガスから学ぶことを反転させ、世界で最も贅沢な2つの都市の対話を写したイワン・バーンの写真をまとめ、「Larning from Las Vegas」刊行50周年を祝います。

1972年に、建築家デニス・スコット・ブラウンとロバート・ベンチュリが「Larning from Las Vegas」(ラスベガス)を出版したとき、彼らは、アメリカの砂漠の街がもたらす教訓は、永遠の都に匹敵すると主張し、建築に革命を起こし、また、彼らは、”Las Vegas is to the Strip waht Roma is to thr Piazza” と宣言しました。この画期的とも言える書籍の刊行から50周年を記念して企画された「Roma - Las Vegas」のプロジェクトに、オランダの建築写真家イワン・バーンが特別に依頼された写真を用いて、この2つの都市の対話を生み出しました。
「from Roma to Las Vegas」を反転させ、代わりにラスベガスをローマのモデルとして位置付けています。シーザーズパレスのイタリア風のデザインをはるかに超えて、バーンはこの二つの都市を包括的に捉えています。1つは若々しいコンパクトな都市、もう一つは古くからある広大な都市、この両者は、どちらも富、豪華さ、権力によって消えることのない特徴を放っています。これらの写真は、21世紀の環境的そして社会的文脈において、デニス・スコット・ブラウンとロバート・ベンチュリの研究が定義した、道徳的な判断なしに建築を評価できるかどうかを問いかけています。

出版社:  Lars Muller Publishers
タイプ:  ペーパーバック
言語:   英語
ページ数: 320ページ
サイズ:  22.7 x 17 cm
状態:   新刊
その他:  図版180点
刊行年: 2024年
ISBN:   9783037787533

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9,900円(内税)

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