マウリッツ・エッシャー(Maurits Cornelis Escher 1898 - 1972年)オランダ出身の芸術家。木版画、リトグラフ、メゾチントなどの版画や絵画で知られている。錯覚を使用した「だまし絵」は、1950年代より世界的な評価を得る。2つの手がお互いの手を描いている「描く手」や、波打つ水面を境に魚と鳥のパターンになった「空と水」、遠近法を使用した「階段の家」、登る下るが永遠に繰り返される「上昇と下降」などが代表的な作品として挙げられる。
オランダ・アーネムにて、土木技師とピアノを学ぶ。1919年。装飾美術の才能を見出され、木版とウッドカットについて経験を積む。1930年代には、ハンガリーの数学者ジョージ・ポリアの論文に刺激を受け、1937年から「平面の正則分割」に関する記述・理論を執筆し始めた。
本書は、イタリア・ローマでの展覧会に合わせて出版されました。
新たに入手された作品やエッシャーを世界的に有名にした最も注目すべき作品を含む約300点以上の作品が掲載されています。「写像球体を持つ手」(1935)、「婚姻の絆」(1956)、「メタモルフォス II 」(1939)、「昼と夜」(1938)や「Emblemata」シリーズなど、オランダの天才芸術家の物語を記録しています。
また、1934年に製作された「12 Roman Nocuturens」シリーズも掲載されています。エッシャーは、芸術に興味ある人々だけでなく、数学、幾何学、科学、デザイン、グラフィックに情熱を注ぐ人々にも愛されています。彼の作品には、幅広いテーマが収束しており、そのため美術史の中で、エッシャーは独特の存在感を放っています。
出版社: Skira
タイプ: ハードカバー
言語: 英語
サイズ: 30 x 24 cm
状態: 新品
ページ数: 288ページ
その他: 図版300点以上
刊行年: 2024年