マーク・トビー モーリス・グレイヴス ジョン・ケージ【Klange des Inneren Auges】
マーク・トビー(Mark George Tobey, 1890 – 1976)、アメリカ合衆国の画家。 哲学や東洋の宗教に関心を持ち、東洋の「書」に着想を得た神秘的な抽象絵画を制作しました。彼の、抽象形態が画面全体を覆い尽くすオールオーヴァーな絵画は、後にポロックのドリップ・ペインティングに影響を与えたとも言われています。モーリス・グレイブスらと共に、ノースウエスト・スクールの創始者。 モーリス・グレイヴス(Morris Cole Graves, 1910 – 2001)、アメリカ合衆国の画家。 マーク・トビーらと共にノースウエスト・スクールの創始者のひとり。独学で絵の勉強を始め、1930年代初頭に仏教の禅に出会います。1942年ニューヨークの近代美術館での展覧会にて一躍有名になります。その後も、東洋の絵画や神秘主義の影響を受け、薄い紙にインクの滲みを利用して描くなど、独自絵画やドローイングを制作しています。 ジョン・ケージ(John Cage, 1912 - 1992)アメリカ合衆国の音楽家。 実験音楽家、作曲家、詩人であり、20世紀後半の音楽・芸術の分野に大きな影響を与えた人物です。1934年から1937年にかけてシェーンベルクに師事し、1940年には、ピアノの音を変化させたプリペアド・ピアノを考案。1952年には「沈黙」を音楽に取り入れた『4’33』を制作。1950年には中国の易などを用い、それまでの西洋音楽になかった「偶然性の音楽」を制作します。その後は、京都の禅寺である龍安寺の石庭に着想を得た作品など、禅に強い影響を受けた作品を多く制作しています。 - - - 『Sounds of the Inner Eye(内なる目で感じる音)』と題された本書は、20世紀後半の美術において、東洋の美術に影響を受け、重要な作品を制作したアメリカ合衆国のアーティスト、マーク・トビー、ジョン・ケージを取り上げた1冊です。 出版社: Schirmer/Mosel タイプ: ペーパーバック 言語: 英語・ドイツ語 ページ数: 279ページ サイズ: 28 x 22 cm 状態: 新刊
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