横井照子(Teruko Yokoi 1924年 - 2020年) 愛知県名古屋市出身の画家。現在は、スイス・ベルン在住。エッグテンペラ、油画、リトグラフや水彩などの具象と抽象を合わせた大胆な構図の絵画を制作。アメリカ、ヨーロッパ、日本における抽象表現主義を跨いで制作を続ける日本の抽象画家の一人でもあります。1949年、女子美術大学の聴講生となる。1953年には、アメリカ合衆国・サンフランシスコのThe School of Fine Arts in California入学、抽象絵画へ進む。ニューヨークへ移った後は、ハンス・ホフマンに師事。(1959年にはサム・フランシスと結婚)1960年にはフランス・パリへ移住し、アンフォルメルの影響を受ける。1962年より、スイス・ベルンへ移住。これまでに世界の美術館、ギャラリーなどにて90回以上の展覧会を開催。
本書は、横井照子の長い芸術としてのキャリアを通じて、構築された彼女の絵画技法、そして独自の抽象表現を詳細に取り上げています。同様に、日本出身である著者の美術史家、スピリグ佐藤久仁子は、横井の芸術における文化的、伝記的な関係、そして抽象表現主義が彼女の絵画に与えた影響について分析し、記述しています。
対馬市で育った横井照子は、1949年に東京に移り、私立の女子美術大学に入りました。1954年に渡米し、サンフランシスコ美術大学で学び、ニューヨークで画家ハンス・ホフマンやジュリアン・E・レヴィに師事しました。そこで彼女は、1959年に結婚するサム・フランシス、マーク・ロスコ、岡田謙三などの芸術家と出会いました。この環境の中、彼女は新たなエネルギーを得て、独自の表現スタイルを発展させ、表現方法を生み出し始めました。1962年にスイスに移住し、2020年にこの世を去るまで、スイス・ベルンで生活し、制作に取り組みました。
出版社: Scheidegger & Spiess
タイプ: ペーパーバック
言語: 英語、日本語
ページ数: 96ページ
サイズ: 23.5 x 16.5 cm
状態: 新刊
その他: 図版36点
刊行年: 2024年
ISBN: 9783039422623